
会津大鎮守・諏方神社
〒965-0862
福島県会津若松市本町2-50
TEL. 0242-27-7427
- [営業時間]
- 境内自由
定休日/年中無休 - [料金]
- 無料
- [アクセス]
- 西若松駅から徒歩12分
駐車場/あり
基本情報
会津大鎮守・諏方(すわ)神社は、会津大鎮守六社のひとつで、福島県会津若松市に鎮座する格式の高い神社。創建永仁2年(1294)、御祭神は建御名方神(タケミナカタノカミ)です。黒川城主「葦名盛宗」が信州諏訪神社に戦勝祈願をしたところ、戦わずに勝利したことから信州よりご神体を迎え、城下に奉ったのが始まりと伝えられています。その後歴史は流れ、文明3年(1471)と天文7年(1538)に大火が起こり、社殿や古文書などの多くが焼失しましたが、平成5年(1993)、御大典及び御鎮座700年を記念し、本殿・幣殿・拝殿が再建されました。

こだわり・みどころ
戊辰戦争以前の規模で平成5年に再建
会津藩の郭内で唯一の神社だった諏方神社。戊辰戦争以前の規模で平成5年に再建された本殿・幣殿・拝殿は、周囲を木々に囲まれており、落ちついた雰囲気です。広い境内の参道脇には動物、牡丹の花、松の木が複雑に彫り込まれ、台石が亀という様々な細工が施された石灯籠や、拝殿前には左右を守る狛犬を見ることができます。

会津戊辰戦争でつけられた弾痕を発見
諏方神社鳥居には、会津戊辰戦争の時につけられたと思われる弾痕があります。攻撃をかけたのは、長州、大垣、土佐の各藩兵。ここで応戦したのは、城外戦を統括担当した家老・佐川官兵衛でした。官兵衛の下には第一砲兵隊、別選隊、衡鋒隊、遊撃隊、進撃隊等の決死隊がいたと伝えられています。

文武両道の会津藩士・野矢常方の碑石
境内には、当時67歳の老体にも拘わらず、激戦だった桂林寺町口の戦いに参戦した会津藩士・野矢常方の碑石があります。彼は敵兵1人を倒しましたが、直後に戦死したと伝えられています。沢田名垂に和歌を学び、槍術の達人でもありました。
