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かねろく会津もめん 原山織物工場

〒965-0852       
福島県会津若松市日吉町4-25
TEL. 0242-27-0342
FAX. 0242-27-0979

[営業時間]
平日8:00-12:00、13:00-17:00
定休日/土曜・日曜・祝祭日
※現在工場見学はしておりません
[アクセス]
JR「会津若松駅下車」タクシーまたは車で約15分
磐越自動車道「会津若松IC」より車で約15分
※駐車場あり:無料(ただし、大型バスは不可)

基本情報

400年前の天正年間、会津藩主・蒲生氏郷(がもううじさと)公が綿花栽培を奨励し、木綿を織ったのが、「会津もめん」の始まりと伝えられている。以来、会津の各地域に深く根付き、あの白虎隊士や野口英世も、少年時代、日常着として親しんだという。“野良着”としてスタートした「会津もめん」だが、その保温性、吸水性、通気性の良さから、現在、“素材”としての「会津もめん」が、再評価されてきている。その織元も、今に残るは2軒のみ。その内の1軒である「原山織物工場」は、積極的に新しい柄を織り、また、小物やシャツなど様々な商品ラインナップを充実化。“文化の伝承者”として、「会津もめん」の豊かな可能性を、日々追求している。

こだわり・みどころ

「会津もめん」伝統の“藍染め”を唯一伝える織元

藍のタンクにつけ込んで、職人が手間隙かけて糸を染める。その「会津もめん」の“藍染め”技法を、唯一今に伝えるのが、この「原山織物工場」。“機械染め”によって多種類の発色を可能にすると共に、一方で、伝統的な“藍染め”にもこだわる。「会津もめん」における“藍染め”の技を、守りたい―、そういった、職人の誇りと信念のこもった発色は、静かでゆかしい、深い蒼。

◇職人の技があって初めて品質が管理されうる、タンクの中の藍

明治生まれの自動織機―、がっちゃんと、今なお元気に

「原山織物工場」では、建屋も機械も、そこかしこに歴史が積もっている。織場では、「豊田式織機株式会社」の銘が入った、明治生まれの自動織機が、今も現役で機(はた)を織っている。職人さんと機械たちが、一生懸命、気持ちを込めて織り込んだ「会津もめん」の生地には、その手間隙かけた分だけの“ぬくもり”が宿る。

◇「豊田式織機」の織り機―、年の頃は古すぎて不明

“伝統”と“新奇”が織りなす、「会津もめん」の未来

会津の各地方に根ざしたシンプルな“地縞(じじま)”。この伝統的な縞柄を守りつつ、現代的で明るい柄の開発にも積極的な「原山織物工場」。「会津もめん」の生地を若者向けのファッションに使ったり、可愛い小物にアレンジしたり。今の世に合った新しい感覚も取り込みつつ、「会津もめん」は日々進化していく。

◇エプロン、洋服、小物入れ…素材としての可能性は無限大

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