
新宮熊野神社
〒966-0923
福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
TEL. 0241-23-0775
- [営業時間]
- 8:00~16:00
(12月31日23:00~1月1・2・3日は終日開放)
定休日/4月~11月まで無休、
12月~3月まで土・日・祝日開館 - [アクセス]
基本情報
古の歴史と文化がいまも色濃く残る、福島県喜多方市慶徳町新宮にある『新宮熊野神社』は、応徳3(1085)年に造宮。日本の聖地のひとつにとされた熊野三山を祭る神社には、鎌倉初期に建立された国指定の重要文化財である、内部に仕切りや建具のない吹き抜け構造の壮大な建物「長床」や、喜多方市天然記念物に指定されている「大イチョウ」。また県指定の重文の木造「文殊菩薩騎獅像」。国指定の重文の「同鉢」など歴史と文化的価値のある神社となります。

こだわり・みどころ
壁も扉もない吹き抜けの壮大な建物『長床』
修験者が厳しい修業に励んだ道場として使われたこともあったと伝えられている国指定の重要文化財『長床』。直径1尺5寸(約45cm)の円柱44本が10尺(303cm)の等間隔、5列に並び、周りには壁も扉もない吹き抜けの壮大な建物。当時は神楽等の祭礼としても使われたと伝えられています。

神社の神木になっている樹齢約800年といわれる『大イチョウ』
長床前には樹齢約800年ともいわれる、高さ30m、胸高の幹回り7.73mの神社の神木になっている『大イチョウ』があり、秋には辺り一面を黄金の絨毯に染め上げ、四季折々に拝殿「長床」を彩る光景は見事。落葉後も黄色いじゅうたんのような様が美しく沢山の観光客を魅了しています。また毎年11月に期間限定で行われるライトアップは、幻想的な輝きに、しばし時を忘れてしまうかもしれません

獅子のお腹の下をくぐることができる『文殊菩薩騎獅像』
新宮熊野神社の宝物殿の中央にある県指定重要文化財『文殊菩薩坐像』は、獅子も含めた高さは287.4センチ。知恵の菩薩様と知られ、獅子のお腹の下をくぐることができれば頭が良くなると言われ、受験生や選挙前に政治家が必勝を祈願しに多く訪れます。また撮影も自由です。

神仏に米飯を供える食器の一種『銅鉢』
暦応4年(1341年)につくられたとされる、神仏に米飯を供える食器の一種『銅鉢』は、昭和34年(1959年)に国の重要文化財に指定。高さ28cm、口径62.5cm、高台径38cmの朝顔型の鉢。外側には、作られた時の年号と協力した人や職人の名が刻まれ、その名の中には、大きな城に住んでいた新宮一族の名前も刻まれています。
