
沼尻軽便鉄道
〒969-3283
福島県耶麻郡猪苗代町 長田字東中丸344-4
TEL. 0242-65-2841
- [営業時間]
- 09時00分 ~ 17時00分
(4月下旬~11月下旬 )
定休日/水曜日 - [料金]
- 無料
- [アクセス]
- 【電車】JR磐越西線「猪苗代」駅よりタクシーで約15分
【車】磐越自動車道「猪苗代磐梯高原」ICより約15分
駐車場/あり(無料)
基本情報
『沼尻軽便鉄道』は、かつて沼尻鉱山の硫黄を運ぶことを目的に、大正2年から運行開始。その後、鉱山の好景気とともに湯治客、スキー客や沿線の人々の足として沼尻駅と川桁駅の間16km、昭和44年までの57年間人々の足として、多くの人々に「マッチ箱」「豆汽車」との名称で、親しまれ丘灯至夫作詞の歌謡曲「高原列車は行く」のモデルとなった鉄道として有名。今現在は「猪苗代緑の村」に展示されています。

こだわり・みどころ
鮮やかな緑のシートと木製ヨロイ戸がレトロ
展示されている沼尻軽便鉄道は、アーチバー台車、トラス棒の好ましい地元福島の協三工業製12t軽便木造客車。保存にあたり製造工場で整備され、上屋付きで大切に保存。中に入ると、鮮やかな緑のシートと木製ヨロイ戸がレトロ感いっぱい。耳をすませば、当時のままのダイナミックな走行音が聞こ聞こえてきそうです。

鉄道史や駅舎建築の歴史をしめす貴重な建物
沼尻軽便鉄道の横にある『駅舎亭』は、1924(大正13)年から1983(昭和58)年まで使用されていた旧翁島駅舎を、無人化にあたり駅舎が改築される際に地元が譲り受け、1987年に「緑の村」内に移築復元したもの。1908(明治41)年に猪苗代湖畔に皇族の別邸(天鏡閣)を建設され、最寄駅となったため、駅舎には貴賓室があります。また外観や内装は、ルネッサンス洋式建築。日本の鉄道史や駅舎建築の歴史をしめす貴重な建物です。

皇族や閣僚が多く訪れた駅舎内で美味しいそばを
猪苗代町はそばの生産量本州一を誇る町として知られていますが、『旧翁島駅舎』は、そば処となっており、会津の郷土料理「祝言そば」やネギと七味、ごまとくるみ、しいたけと柚、ひきわり納豆、大根おろしとたかのつめなど、個性的な5つの味が楽しめる「五段そば」をかつて、皇族や閣僚が多く訪れる際に利用していた駅舎内で食事をすることができます。

沼尻鉄道廃線跡を散策するウォーキングイベント
1998年に猪苗代町商工会が主催で、沼尻鉄道廃線跡を散策するウォーキングイベントを実施。大きな話題となったことから、毎年行われるようになりました。コースは沼尻軽便鉄道の軌道敷跡のおよそ16km。毎年楽しいイベントも同時開催。郷愁の廃線跡散策ウォーキングに、皆さんも参加してみませんか。
