スポットで巡る 八重ゆかりの地  繋がりの糸に導かれ、八重と歩く名所・旧跡

戦争の悲哀を無言で語る19. 長命寺

京都本願寺の直轄寺院である、この長命寺には、
五本の白線が入った、有名な土塀がある。

これは、「五條(ごじょう)の築地塀」といい、最高の寺格を表す。
しかし、有名なのは、それだけが理由なのではない。

この築地塀には、戊辰戦争の銃痕が遺っている。
平成四(一九九二)年の修復前には、砲弾による大きな弾痕も見られた。

ここ長命寺は、戊辰戦争の激戦地だった。

そして、その境内には、会津藩士の戦没者の墓がある。

「戦死墓」とだけ記された墓石が、たった一基、ぽつねんと、
戦争の悲哀を、無言で語り続けている。

■所在地  :  
福島県会津若松市日新町5-51
■連絡先  :  
0242-27-7003
■公共交通  :  
会津バス・桂林寺町下車 → 徒歩10分
■自動車  :  
磐越自動車道・会津若松ICから10分
■駐車場  :  
あり
■料金  :  
見学自由

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