唯一残る、日新館の遺構9. 藩校日新館天文台跡(市指定史跡)
藩校日新館は、戊辰戦争の際に焼失している。
会津藩自らが、新政府軍に軍事利用されるのを防ぐため、
鶴ヶ城の西出丸から、悲痛の思いで、火矢を放った。
その日新館の施設で、唯一現存しているのが、
この、藩校日新館天文台跡。
基底十二間余、台上方五間半、高さ三間半。
天文学習のための観測場として、利用されたという。
藩祖・保科正之(ほしなまさゆき)が渋川春海(はるみ)に暦作りを命じ、
以来、会津では、天文学が栄えた。
天文台がある藩校は、全国でも珍しい。
- ■所在地 :
- 福島県会津若松市米代1-1-56
- ■公共交通 :
- ハイカラさん・あかべぇ、鶴ヶ城入口下車 → 徒歩10分
路線バス、鶴ヶ城西口下車 → 徒歩3分 - ■料金 :
- 見学自由