死地にありて、なお時を告ぐ6. 鶴ヶ城 鐘撞堂
このお堂の鐘を撞いて、
昼夜、時刻を報らせる、時守(ときもり)たち。
戊辰の戦時下においても、彼らは一切ひるむことなく、
正確に時を報じ続け、城内の同胞を大いに励ました。
それを煩わしく思った新政府軍は、
この鐘撞堂(かねつきどう)に、砲火を集中させる。
飛び交う銃弾の中、それでも、時守は鐘を鳴らし続ける。
被弾し、相次いで斃れるも、
決して、時を告げる己の使命を、忘れずに。
開城まで、その鐘が絶えることは、ついになかった。
鐘の音で、銃弾に立ち向かった時守たち。
会津の意地と誇りを、満天下に示した。
- ■所在地 :
- 福島県会津若松市追手町1-1
- ■連絡先 :
- 0242-27-4005(会津若松市観光公社)
- ■公共交通 :
- ハイカラさん・あかべぇ、鶴ヶ城入口下車 → 徒歩5分
- ■自動車 :
- 磐越自動車道・会津若松ICから15分
- ■駐車場 :
- 西出丸駐車場・普通車200台
三の丸駐車場・普通車38台 ・大型車5台
南口駐車場・普通車35台
※いずれも有料