山本家や、多くの会津藩士が眠る2. 大龍寺
武家社会の礼儀作法を伝える小笠原流の祖・小笠原長時。
天保年間、その長時によって、大龍寺の前身が創建される。
その後、寛永二十(一六四三)年に保科正之(ほしなまさゆき)が
会津に入り、そうして「大龍寺」と現在の寺号に改められている。
本堂の裏には、四季の移ろいを鮮やかに映す、遠州流の庭園―。
秋には、京都の高雄、嵐山から移植した、
「大龍寺のかえで」が、裏庭の小世界を赤々と染め抜く。
本堂前には、「戊辰戦争殉難殉節供養の碑」があり、
ほかにも、和算家・暦学者の安藤有益(ゆうえき)をはじめとして、
数多くの会津藩の名士や士族が、この境内で眠っている。
山本家の墓も、この大龍寺にある。
- ■所在地 :
- 福島県会津若松市慶山2-7-23
- ■連絡先 :
- 0242-27-9376
- ■公共交通 :
- JR会津若松駅 →会津バス市内回り(飯盛山回り・鶴ヶ城回り)、
慶山下車 → 徒歩5分 - ■自動車 :
- JR会津若松駅から12分
- ■駐車場 :
- 普通車20台
- ■料金 :
- 自由拝観