会津漆器×世界・未来
融通無碍な“ものづくり”
文化は、人に、親しみ慈しまれることで、その“いのち”、魂の緒を、長らえていく。
そして、その文化を慈しむのは、何と言っても、今の時代を生きる“人”。
先人より受け継いだ、技法と材料は、そのままに、時流と、ゆらり、融通無碍に向き合って、現代の日用に耐える”ものづくり”を―。
「会津塗り」という伝統技法を背負う儀同さんだが、依怙地(いこじ)さや、力みといったものは、微塵もなく、
少年のように、どこまでも快活で、好奇心旺盛。
現在は、「会津塗り」の新しい挑戦として、”腕時計の文字盤塗り”に、取り組んでいる。
「漆だったら日本」と、凛とノーブルな「ジャパン・ブランド」が、腕時計という“かたち”になって、海を渡り―。
「会津漆器」は、斬新なデザイン、新時代の文化として、世界へ、未来へ、その可能性の両翼を、大きく拡げている。