上を向いて挑もう
幸せになるために
会津の土地に、今なお底流し続ける、先の震災の爪痕。
それに向き合う時、多くの人は下を向き、あるいは、こわばる。
しかし、小野木社長に、変な力みはない。
―原発でも何でも、起きた現象はみんな同じだ。しゅーんとしねで、挑戦していかねえと。
時代はいつでも変化していく。そして、原発も、その変化のひとつなのだ。
変化のひとつである以上、それを悲観するか否かは、ただ、受容する人間の認識に委ねられる
そして、小野木社長は、上を向いた。
―人間、幸せになるために生まれてきたんだ。がんばっぺ、がんばっぺ。
その発想は、常に、健やかでシンプルだ。
会津の地に凛として立ち、その視線、真っ直ぐ上に、澄明に。