長床
photo by Nipponia Nippon

そうして、拝殿へと至る。

―「長床」。

四十四本の年を経た柱が、
整然と立ち並び、

冬の凛烈たる寒気も相まって、
見る者に、
痛いくらいの、“秩序”を感じさせる。

そうして、
銅鐘(鐘撞堂)の上には、
夕日が仄(ほの)と落ちかけて―。