会津若松駅前に静かに佇む、 ふたりの白虎隊士。 あの戊辰戦争からおよそ150年経った今でも、 こうして、飯盛山を彼方に眺め―。 白虎隊士らがその若い命を散らしたのは、 今の暦で10月8日。 飯盛山までの道中、水の流れる洞門も潜り抜け、 足元は濡れ、随分と凍えたことだろう。 そうして、今も、雪の中を決然と、佇立している。